本部管理者用

絆太郎 操作マニュアル

全事業所の状況把握、残業の分析、給与計算への受け渡し、
各種設定まで。会社全体を運営するための機能をまとめました。

介護・福祉事業所向け 勤怠管理システム「絆太郎」
CARE DESIGN WORKS

1本部管理者にできること

事業所管理者との違い

本部管理者は、全事業所のデータを横断して見られます。 日々の承認や出勤簿の操作は事業所管理者と同じです(→ 事業所管理者用マニュアル)。 ここでは本部だけができることを説明します。

機能事業所管理者本部管理者
承認・出勤簿・打刻・シフト自事業所のみ全事業所
残業の見える化・残業分析—✓
月次サマリー(給与集計)—✓
処遇改善管理—✓
会社設定・事業所設定—✓
LINE設定・リッチメニュー—✓

2残業の見える化

「何に何分使っているか」を出します

残業の見える化画面。期間の残業合計、1件あたりの平均、承認率、上限に近い方の指標と、業務内容別の一覧
事業所と期間を選ぶと集計されます。(表示はすべて説明用の架空データです)

上の4つの数字

指標読み方
期間の残業合計承認済みの申請の合計。月あたりの平均も出ます
1件あたりの平均短いほど「毎日少しずつ」型です。長時間が時々あるのとは対策が変わります
承認率高すぎる場合、申請が素通りしている可能性があります
上限に近い方36協定の月上限の70%以上に達した人数(前月ベース)

「何に、何分使っているか」の読み方

業務ごとの合計時間と、「毎日率」が出ます。 毎日率とは、残業が発生した日のうち、その業務が出てきた日の割合です。

毎日率が高い業務は、削減の第一候補です 毎日必ず出ているなら、それは「たまたま忙しい日の残業」ではなく定時内に収まっていない業務です。 日中の時間に組み込めないか、担当を変えられないかを検討する対象になります。

そのほかに見られること

「残業分析」との違い 「残業分析」は金額(推定残業代)と残業記録簿の出力が中心です。 「残業の見える化」は中身を見るための画面です。目的で使い分けてください。

3月次サマリー ── 給与計算へ渡す

全スタッフの月次集計とCSV出力

月次サマリー画面。集計人数・平均勤務時間・平均時間外・有給取得合計と、スタッフごとの一覧
月と事業所を選ぶだけで、全スタッフの集計が出ます。

書き出し

ボタン用途
CSV出力表計算ソフトで開く・加工する
Excel出力(全員シート)1人1シートの形式。社労士への提出などに
freee勤怠CSVfreeeへの取り込み用
締めてから出力してください 承認待ちが残っていると、その分は集計に入りません。 「承認待ち0件 → 本人確認 → 月を確定 → 出力」の順が確実です。

4会社設定

運用ルールをここで決めます

設定内容
時間外割増率通常125% / 休日135% / 深夜150%(法定を上回る設定も可)
36協定 上限設定1日・1か月・1年の上限。超過・接近すると申請時に警告が出ます
残業申請カスタマイズ業務内容の項目。細かくするほど「何に何分」の精度が上がります
定型残業送迎など毎日発生する業務。既定の分数を最初から入れられます
残業の事前申請決めた時刻にLINEで「このあと残業しますか」を配信します
締め日アナウンス締め日の前後に、本人確認の依頼を自動配信します
承認フロー職種ごとに、誰に承認依頼を飛ばすかを設定します
有給ルール付与日数の計算方法

残業を減らしたい場合の設定順序

  1. 業務内容の項目を細かくする「推奨セットを読み込む」で介護向けの20項目が入ります
  2. 1か月データを溜める実際に何に何分かかっているかが見えてきます
  3. 定型残業を登録する毎日必ず出ているものを登録します
  4. 事前申請を始める最初は1事業所だけで試すことをおすすめします
LINEの通数にご注意ください 事前申請の案内は送信先の人数ぶん通数を消費します。 出勤している方だけに送りますが、対象事業所をしぼって始めてください。

5事業所設定 ── 配置基準

AIシフトの精度は、ここで決まります

ここを整えるほど、AIシフトが使えるものになります 配置基準が入っていないと、AIは何人必要か判断できません。 導入時に最初に設定しておきたい項目です。

6LINE・リッチメニューの設定

スタッフが毎日触る部分です

タブの押しやすさ 上のタブは、画像の見た目より少し広い範囲で反応するようにしてあります。 指の太い方がタブを押そうとして、下の申請ボタンを誤って開いてしまう事故を防ぐためです。

7通知の設計

自動で流れるお知らせを整理します

通知誰にいつ
申請の承認依頼管理者申請が出たとき(即時)
承認・却下の結果申請者処理したとき(即時)
未承認のリマインド管理者・総務週1回(曜日・時刻を設定)
勤務確認のお願いスタッフ週1回(早めの修正を促す)
締め日アナウンススタッフ締め日の前後
締め作業の通知総務・管理者締め日
残業の事前申請出勤者設定時刻(事業所ごと)
いきなり全部ONにしないでください 通知が多いと読まれなくなります。 まずは「承認依頼」と「未承認リマインド」から始めて、必要に応じて足していくのが確実です。

8導入時にやること

この順番で進めると、つまずきにくくなります

  1. 会社・事業所を登録する事業所ごとにサービス提供時間・配置基準・勤務パターンを設定します
  2. スタッフを登録する氏名・所属・職種・雇用区分・入社日。入社日は有給の計算に使われます
  3. LINE公式アカウントを接続するトークンを登録し、リッチメニューを配信します
  4. スタッフにLINE連携してもらう案内を送り、全員が連携できたか「スタッフ管理」で確認します
  5. 打刻から始めるまず打刻だけを1〜2週間。慣れてから申請機能を案内します
  6. シフトを作る最初は手で組み、設定が整ってからAI作成を試します
  7. 最初の締めをやってみる承認 → 本人確認 → 確定 → 出力。1か月通すと運用が固まります
いちどに全部を始めないこと 機能が多いので、全部を同時に案内すると現場が混乱します。 打刻 → 申請 → シフト → 分析の順に、1つずつ増やしていくのが確実です。